制作会社からの依頼を受け、詳細をヒアリングしました。、通常のカレンダー仕様ですと金具部分が金属ですので、使用後にそのまま分別せずに捨てることが出来ません。そこで私たち松尾印刷では、土に帰るスポットリング（生分解性プラスティック）の金具に着目しました。エコ意識の高いクライアント様からのご依頼でしたので、この提案が取り入れられご発注をいただきました。小さなことかもしれませんが、私たちはとても重要なことだと考えます。言われた通りのものを作るのではなく、知識や経験を生かしたプラスαの提案ができなければ、プロの印刷屋とは言えません。私たちは「気が利く」印刷屋でありたいと思っております。

使用用途などを細かにヒアリング。このスケールは使い捨ての条件がマストでしたので、1点当たりのコストも重要。また素材にもこだわり、切れにくいユポ※を使用しました。1枚の紙（ユポ）の一回抜きで完成形に仕上げることで極限までコストダウンを図りました。機能や形状に工夫を施し、お客様の求める製品を作ることができました。自ら提案したモノが製品になり、お客様の力になる！これが、私たち松尾印刷営業マンの最大の喜びです。
※ユポとは、可燃物用のゴミ袋と同様のポリオレフィン素材で、有害物質等は発生しない、燃やしても安心なエコ素材です。主原料となっているポリプ ロピレンは、炭素と水素からなっていますので十分な空気を与えて燃やせば炭素ガスと水になり、塩素系ガスや窒素酸化物などは発生しません。また、ユポのスクラップは再生樹脂として再利用も可能です。